妊活

L-カルニチンは脂肪をミトコンドリアに運ぶ物質で、脂肪の燃焼効果があります。このL-カルニチンは妊活に関係しています。この記事では、L-カルニチン添加により、胚発生率が向上した論文を紹介します。さらに、β酸化など、L-カルニチンがどのように働くか詳しく説明し、L-カルニチンが含まれている食材を紹介します。

妊活中にコーヒーは飲むべきじゃないとよく言われます。しかし、2019年のオーフス大学の論文によると、コーヒー飲む女性はコーヒーを飲まない女性と比べて人工授精における妊娠率、出産率が約1.5倍増加しました。

オランダのIVFまたはICSIを受けている方、235人を対象にして、オメガ3脂肪酸の摂取量と胚の質の関係を調べたところ、オメガ3脂肪酸の摂取量が多いと、胚の質が改善されることが分かりました。筆者たちは、高齢でART治療を行っている方に、鯖などに含まれるオメガ3脂肪酸の摂取をするべきだと主張しています。

母体の肥満が不妊に繋がることは知られているものの実際の影響は分からないことが多い。今回紹介する論文では高脂肪食を与えて肥満にしたメスマウスを使って肥満の与える影響を調べました。肥満マウスではニ細胞期胚、胚盤胞期胚までの胚発生率が低下し、更に胎児の神経発達に異常をきたすことが分かりました。

肥満や糖尿病による代謝障害は、女性の不妊症における原因の一つです。肥満や糖尿病患者の女性が体外受精治療を行っても、胚発生率が低かったり、妊娠率が低くなってしまいます。この記事では、ミトキノンという抗酸化物質を胚を培地に加えることで、胚発生率の向上及び胚の品質改善に成功したという論文を紹介します。

最近妊活においてミトコンドリアという言葉を耳にするようになりました。この記事では、不妊症のカップルのためにミトコンドリアがなぜ妊活において重要なのかを、男性側の視点からせつめ説明します。また、どのようにすればミトコンドリア妊活を行えるのか具体的な方法を説明します。

鯖缶などで近年注目を浴びているDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸が体にいいことは色々なところで聞いたことがあるでしょう。では、オメガ3脂肪酸は妊活にも関係するのでしょうか。ここでは最強の妊活でも紹介されたハーバード大学の研究を元に、オメガ3脂肪酸が女性不妊を改善するという論文を紹介します。

妊活時期においては、植物性タンパク質や魚介類を食べたほうがいいと言われ、肉を食べる機会が少なくなってしまいます。しかし、牛肉には、妊活に必要な成分であるタンパク質・ビタミン・L-カルニチン・鉄分・亜鉛・トリプトファンなどが含まれます。ここでは、牛肉に含まれる成分が妊活に与える影響を説明します。

妊活を始めるとよく目にするのが基礎体温を計測しようという記事だと思います。この記事では基礎体温を計測する理由を説明いたします。加えて、基礎体温を計測するために必要なおすすめの体温計を、口コミとともに紹介させていただきます。

卵子の発生には脂肪が必要？―ミトコンドリア妊活 卵子には脂肪滴と呼ばれる、中性脂肪を蓄える細胞小器官があります。 脂肪滴は顕微鏡で観察することはできていたものの、初期胚発生においてどのような役割があるのかはわかっていませんでした...