札幌市で不妊治療をしている方必見!助成金を貰う方法とは?

札幌市で不妊治療をしている方必見!助成金を貰う方法とは?北海道不妊病院

札幌市で不妊治療をしている方必見!助成金を貰う方法とは?

医療保険が適用されない、体外受精や顕微授精といった特定不妊治療は、医療費が高額となり大変ですよね。
札幌市では特定不妊治療を受ける夫婦を対象に、特定不妊治療費助成を行っています。

特定不妊治療助成を札幌市で貰うために必要なポイントをまとめました。
また、札幌市の特定不妊治療事業は平成28年以降大きな変更があったため、併せて紹介します。

助成の対象となる方

まず、助成対象となる方を説明します。
以下の方は不妊治療助成費を貰うことが出来ます。

助成対象となる方は、

札幌市指定の医療機関で、不妊治療を受けていること
治療時に夫婦であり、どちらかが、札幌市民であること
夫婦の所得が730万円以下であること
治療開始時の妻の年齢が43歳未満であること

ポイントは、治療を受ける病院が、札幌市指定の病院でなければならないことと、女性の年齢が制限されていることです。

札幌市指定の病院は札幌市指定医療機関に載せてあります。また札幌市で不妊治療をするなら。おすすめの病院を紹介!では札幌市指定の病院中からおすすめの病院を紹介しています。

助成開始時における女性の年齢によって助成を受ける回数に制限がかかります。

40歳未満→助成回数6回
40歳~43歳→助成回数3回
43歳以上→助成対象外

そのため、助成の初回申請は女性の年齢が40歳未満の時に、行うことがよいでしょう。
43歳以上が対象外となったのは平成28年の変更によるものです。

助成申請の方法

初回の申請時に必要な書類は以下となります。

1札幌市特定不妊治療費助成事業申請書
2札幌市特定不妊治療費事業請求書
3札幌市特定不妊治療費助成事業診断等証明書
4札幌市特定不妊治療費助成事業薬剤内訳証明書
5夫婦の所得額の証明書類(例:市:道民税証明)
6夫婦を証明する書類(例:戸籍謄本)
7札幌市の住民登録を証明する書類(例:住民票)
8治療費の領収書(原本のみ有効、レシート不可)
9振込先の通帳コピー

1~4の書類は特定不妊治療費助成でダウンロードが可能です。

1、2は相談センターの窓口で記入または、記載後郵送となります。(不備があった場合、来庁する必要あり)
1、2ともに記載例が特定不妊治療費助成に載っていますので参考にしましょう。

3、4の書類は病院、薬局で記入を依頼する必要があるので、最後の治療の際は、書類を持っていくことを忘れないようにしましょう。

また、5,6,7,9の書類は、2回目以降の申請時以降省略できる場合があるので、詳細は札幌市不妊専門相談センターに問い合わせてみましょう。

助成の対象となる治療および助成額

助成の対象

対象となる治療は、体外受精、顕微授精、凍結胚移植が対象です。
どの治療も夫婦間での治療しか認められていません。(代理母出産などは対象外)

助成額

どの治療も1回の治療につき5万円を上限として、支払われます。(15万円以下の場合、全額が助成)

ここでの1回の治療とは、
採卵するための投薬開始から、体外受精または顕微授精によって得られた胚を移植し、妊娠判定するまでの治療の過程
を指します。

排卵したときに、卵子が得られなかったときや、状態の良い胚が得られず中止したときは、7万5千円が上限として支払われます。

平成28年から初めての特定不妊治療の助成を申請する場合は、30万円が上限として助成されることになりました。(中止した場合は除外)

男性不妊治療も対象に

男性不妊治療も平成28年から対象となりました。対象となる治療は精子採取のための以下の治療です。いずれも、15万円が上限となります。

精巣内精子回収法(TESE(C-TESE、M-TESE))
精巣上体精子吸引法(MESA)
精巣内精子吸引法(TESA)
経皮的精巣上体精子吸引法(PESA)

2人目以降の特定不妊治療費も助成対象に

平成28年以降、札幌市の特定不妊治療費助成事業の助成によって出産し、2人目以降の出産のために特定不妊治療を受けた夫婦も助成対象となりました。

ここでポイントとなるのが、子供ごとに助成回数はリセットされることです。
38歳の女性の方が、1人目の子供を産むときに助成を6回受けたとしても、2人目の子供を産むときに特定不妊治療を行って、39歳に助成申請をすると、新たに6回の申請を受けることが出来ます。

コロナウイルスへの対応

年齢について

2020年3月31日時点で妻の年齢が42歳である夫婦で、2020年度に新型コロナウイルス感染防止の観点から治療を延期したものについて、
妻の年齢が44歳に到達する日の前日までの間に限り、対象とする。

通算回数について

2020年3月31日時点で妻の年齢が39歳である夫婦で、2020年度に新型コロナウイルスの感染防止の観点から治療を延期したものについて、
始めて助成を受けた際の治療開始期間の初日における妻の年齢が41歳未満であるときは、通算助成回数を6回とする。

その他の特記事項

コロナウイルスにより家計が急変し、所得が730万円以内となった方は、札幌市不妊専門センターまで連絡してください。

助成金の対象となる可能性があります。

まとめ

ここでは札幌市で体外受精や顕微授精などの特定不妊治療に対する助成を受けるうえでのポイントを紹介しました。
大きくは女性の年齢に制限があること、申請は治療から60日以内でなければならないことなどがありました。

また、平成28年以降男性も助成の対象となったことや、2人目以降の子供を設ける場合も対象になったため、併せて押さえておきましょう。

追記(助成金拡充について)
2022年4月より不妊治療は保険適用化に伴い助成金が拡充(所得制限撤廃及び助成金額の増額)されることとなりました。
詳しくは2022年から大きく変わる?不妊治療の保険金適用及び助成金についての今後の流れを参考にしてください。

詳しく知りたい方は下記の窓口に問い合わせてみましょう。

申請の窓口と問い合わせ先
札幌市不妊専門相談センター
〒060-0042札幌市中央区大通西19丁目WEST19ビル3階
電話:011-622-4500・FAX:011-622-7221
タイトルとURLをコピーしました